肥満(ひまん)

私自身も肥満で、うまく治せません。

肥満とは太り過ぎのこと。病気です。

肥満のきっかけは、男性では、社会人になった時と結婚した後。女性では、子供を産み終えた時期と更年期です。

なお、赤ちゃんは、太っていても、大人になると肥満になるわけではありません。
でも思春期頃に太っていると、その約7割の人は、大人になっても肥満と言われます。

脂肪が多めの場所は、頬、乳房、臀部、太股、肘窩、膝窩、手掌、足底などで、全身がまんべんなく太るわけではありません。
ですからいくら太っても、頭が大きくなったり、また、残念ですが、男性のペニスが大きくなったりしません。
特に内臓に脂肪が付くのは、メタボといわれる成人病と大きく関係します。

肥満者の食行動のパタ−ンは、誰でも認められるパタ−ンです。ただ少々ずれているだけ。
例えば
満腹でも好きなものなら入るという。満腹感が普通の人とずれている。
少々食べ過ぎたと言うその<少々>が、普通の人よりオ−バ−。
食べ物があるとつい食べてしまう、イライラすると食べるという癖。
一般に自分が何食べたのかあいまいの事が多い。
一袋がなくなるまで食べる。どかぐい、はやぐいとか。
一日二食。外食が多い。菓子や飲料などの多くとる。酒類が多い。夕食時間が遅い・・・など。

治療は体重を測りつつ、食事療法。糖分を減らすことから始める。
・・非常に簡単な治療ですね (^_^)v

当院では、体重を自宅ではかってもらう体重表による指導を行っています。
運動療法も組み入れますが、あくまでも食事療法の補助として行います。

つまりスポ−ツによる消費エネルギ−は思ったほど多くないので、必ず食事療法も併用しなければなりません。
たとえば体脂肪1kg=7200カロリ−。それに対して フルマラソン=2400カロリ−の消費。

ましてや、たらたらジョギングは20分で160カロリ−なので、(食パン一枚。また500mlのビ−ルは200カロリ−)、いい汗かいてビ−ルを飲めば太るのだ。
私(秋山)も元気な頃は、フルにスポ−ツをしていましたが、ビ−ルや焼き肉(みの屋、ナイロビ、串五郎さんで、そして今はないけどスタミナ屋でよく食べて飲んでいたものだ)
・・・・で結局、痩せることができず、肥満と痛風と高コレステロ−ルになりました (^^ゞ

基礎代謝が低い人もいるので痩せにくい人もいるのは事実ですが、あきらめてはいけません。

減量の効果は、全ての体調、精神的に対しても  \(^o^)/ です。

やせ薬と言われるサノレックスも使いますが、サノレックスは限られた人に、限られた期間使うだけです。

                                                         2013年5月9日 記載