性生活

ぐっすり寝て、すっきり目覚めたいという睡眠欲を満たしたい方は多いです。
また美味しい物を食べたいというグルメの人も多いんでしょうね。食欲を満たし太ってしまう人も沢山いらっしゃいます。
それに比べ、性欲は・・・性自体が毛嫌いされますねえ。どうか遠慮せず性を話してください。

性生活の悩みは種々あります。個人差もあり、性生活の指導も画一的にできず非常に難しいです。
性生活は、なにしろ、相手が必要な、広い意味での人間関係ですから・・・・難しいよねえ。
色々ビックリするような場合があります。

かなり以前、性交のやり方を知らないカップルが二組ほどありました。不妊症が悩みでしたが、適切な所に射精しないと妊娠は無論しないでしょうね。
又、腟外に射精したのに妊娠してしまった人を見たことがあります。その女性は結局処女のまま分娩しました。

性生活が何歳まで行われているか調査をした事があります。
結局わかった事は、夫婦ともに病気でないなら、60歳をすぎた方でも、性交が行われていました。
性生活をやめる理由の最も多いのは、パ−トナ−の片方が病気で性生活が出来なくなる場合とパ−トナ−が亡くなってしまった場合でした。

性交の回数は、面白おかしく、<九九の法則>とか言ったりします。年代に9をかけるのです。たとえば40歳代の人は4×9=36となり、その意味は30日に6回の性交の回数。
30歳代は3×9=27で20日に7回
50歳代は5×9=45で40日に5回となる

・・・で、どうですか?。チョット多い様ですねえ。あるいは少ないなあと思った人もいるかも知れませんね。結局、正解は個人は個人、人と比較しないことです。
なお、この<九九の法則>は冗談ですからね。信じちゃ駄目ですよ。念のため。

さて、女性側で問題になるのは、更年期になると、「更年期で性生活は卒業だ」と言う人がいることです。
「面倒臭い」「そんなにしてまで、やりたくない」と言う女性の方も結構多いですねえ。
私は性生活は非常に大切な、夫婦の<会話>だと思っています。
むしろ更年期以降はもう妊娠はしないのですから、充分にリラックスして性生活を楽しむことができます。

ただし、更年期をすぎた場合の女性は、性器が濡れるまで時間がかかるので、前戯を大切にして、性生活では充分に時間をかけることです。
分泌液の少ない人には、性生活のための潤滑剤が市販されています。薬王堂とかツルハのようなドラッグストアでも1000円程度で入手できます。
潤滑剤をドラッグストアで購入するのが恥ずかしい方は当院でも自費で売っていますのでお求めください。
デリケ−トインという名前で、小型の容器に入って一回分250円です。

また潤いを保たせるホルモン薬もありますので、私(秋山)や看護婦(加藤)に相談ください。

男性の方はある年齢に達すると、勃起している時間が短くなるので、あまり前戯に時間をかけていると、せっかく勃起したのに、しなびてしまうので注意が必要です。
こんな場合はED(勃起不全)をご覧ください。

女性はゆっくりとして欲しい、男性は急いで挿入したい・・で、このままでは、男女がうまくゆきません。
互いの気配りを考えないとうまく行きません。その気配りのためにも潤滑剤やEDの薬を使うべきでしょう。そのためにも、互いに話し合うことが大切ですね。

夫婦が性生活を話し合うというのは、とてもとても、気恥ずかしくて、結構大変ですが、やはり重要です。

最終更新2017年1月3日