不妊症

不妊症(ふにんしょう)は、なかなか赤ちゃんが授からない状態をいいますが、私は一年くらいたっても妊娠しないなら、病院に通院するのが良いと思います。

しかし、それにしても、不妊症は非常に頭を悩ます多くの問題が多く含まれています。

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「子供なんて、小さいときは可愛いかもしれないが、ペットじゃないし、いずれ大きくなってしまうし、子供のためにかえって苦労している親も多いんだよ」
「へえ、私は子供を産んでいないのでわからないけど、その苦労をしてみたいので是非妊娠させてください」

子供ってなんだろう。跡継ぎのため?老後の面倒をみてもらう?

子供を産んでいないけど、夫婦で仲良く過ごしている人がいる。

子供を産んだが、その子を苛めていたり、育児放棄したり・・(私の親しい友人から、・・秋田のなまはげは、子供イジメの象徴・・と言われた事がある)。

子供を産んでいるけど、老後はだれも見てくれない。

子孫を残すのは人間の義務と言う人もいるが、実際には、以前に比べると圧倒的にお産が少ない少子化社会。

子供を産んでほしいという周囲から冷たい無言の圧力を感じて、肩身が狭いという人も多いですね。
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不妊症の治療の基本は、まず基礎体温をつけることから始まります
基礎体温計(婦人体温計)とその体温をつける表は普通のドラッグストアで売ってます。高くても安くてもかまいません。
時に、体温を測れない日があっても、また体温測定の時間がずれたとしても良いですので、できるだけ、できるだけでいいので、毎日、体温表につけるようにします。

基礎体温は一ヶ月以上はつけないと判断できません。

その基礎体温表を見ながら色々治療をします。人によって様々ですので、このペ−ジには書き込むのは煩わしいだけですので、やめます。不妊症に対する種々の本も売られています。

不妊症に対する治療として、神社参りがありますよ
<なんたら神社>にお参りにいったら妊娠したと言うのを聞く事がありますね。私の患者さんでも、神社にお参りしたら妊娠したという人が何人かいます。精神的にも安心したからでしょうか (^_^)v

病院に通院すると安心してそれだけで妊娠する人がいます。

他人の精子をつかった人工受精(じんこうじゅせい)があります。むかし、夫の弟の精子を提供するから子供をうませてくれと来た人がいました。私は反対でしたので断りました。
昔の話でしたが、どうしても他人の精子でもいいからと言う人には、慶応義塾大学に紹介したことがあります。
秋山クリニックでは夫の精子をつかった人工受精(AIHとも言います)を行いますが、他人の精子を使った人工受精をおこなっていません。

体外受精にかんしては、非常に大雑把ですが、約3割程度の人が妊娠するようですよ。
でも体外受精も、年齢の若い方が成功率が高いのです。40才過ぎるとかなり悪いです。早めに受診してください

養子という手もありますね。私の以前の勤務先では、養子をもらった人も何人かいました。幸せそうでしたね。
養子を得ることも簡単では無いですが。

現在、秋山クリニックでは、養子に関しては、相談の乗った上で、必要な施設を紹介します。当院では養子の斡旋はしていません。

2015年8月5日